北大は札幌中心部であり、広大なキャンパス。
観光客の散歩道としても、知られてる。
ほぼ中心部に北大総合博物館がある。
平成11年開館で北大の中では新しい建物。
札幌農学校時代から収集、保存、研究されてきた400万点が蓄積されている。
今回初めて知ったが、北大構内は全域にわたり埋蔵文化財の発掘がされてる。
古くから人々が生活し、集落や墓地があったことが分かってきたそうです。
約5000年前から、現代までの地層4㍍のはぎ取り標本の展示があった。
いつもの裏口入学です。
自宅からはここが一番の近道。

農学部農場を通り。

歴史ある北大、構内には巨木も。
自然林と思わせる所も多いです。

総合博物館到着です。昔に一度これで二度目。

玄関入った所、重厚感があります。

『約5000年前から現在までの地層のはぎ取り標本』
写真では分かりずらいです。
工学部研究棟裏の、深さ4㍍幅90㌢の標本。 4㍍に5000年の歴史!!

最下部の約5000年前にも、落葉広葉樹林があったことが分かった。

埋蔵文化財の紹介です。
縄文中期、約5000年前。地下3㍍からみつかる。

続縄文土器、 約2100年前。

続縄文土器、 約2200年前。

原産地の異なる黒曜石。 続縄文期(約2000〜1500年前)
赤井川系、旭川地区系、十勝地区系等があり
交流があった事を示してます。

『北大式土器』
枝で突いた連続する穴が特徴、大学名がついた土器は珍しい。
ポプラ並木の所から出土。 続縄文後半期。 約1500年前。

続縄文後半期石器。 約1700年目。

擦文土器。 約1150〜1050年前。

博物館3階に上がる。
北大研究所で使われた古い顕微鏡です。

自分にも懐かしいタイガー計算器。若き頃仕事で使いました。
歯車の組み合わせで演算、掛け算、割り算できたと思います。
昭和40年頃までがピークでその後電卓でしたね。

広い北海道大学構内にこれほどの貴重な埋蔵物が
発掘された事に驚きです。
それも、各年代にわたり発掘されている。
現在の多くの建物の下にも、眠ってるのではないでしょうか。
夢がありますね。
- 2019/10/30(水) 07:49:55|
- 北海道大学
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