第67回札幌雪まつりも2月11日で閉幕されましたが、来場者200万人とは世界的
な冬のイベントに発展したものです。
外国からの観光客も多く、中心部は何処も人、人、人、そんな状態の雪まつりでした。
そんな雪まつりのルーツが小樽に有ったのですね。 小樽市北手宮小学校です。
本年度で閉校が決まり、最後の雪まつりが6日開かれ、 ルーツを訪ねてきました。
昭和10年が初回で、その時の作品、七福神の布袋様の大雪像が校庭に再現されてましたよ。
現在在校生が9人との事で、PTAやOB、地域住民の協力で完成したそうです。
他の雪まつりと違い、校庭の雪を踏み固め『切る、運ぶ、積む、刻む』で作り上げる
雪の手芸品ですね。
学校は坂の町小樽ですね、急坂を登ったところでした、裏は林に囲まれ非常に環境の良い所
校庭に向かいスキーができる、自然のスロープがある。 うらやましい学校。
地図から見ると、北手宮小、手宮小、手宮西小3校が統合されるのでしょうか。
住宅街の端、急坂を登った所。
夏は緑多い静かなところ、冬は裏山で自然のゲレンデそんな所でした。

駐車場から小樽港が一望できます。

別角度から、坂の町小樽ですね。

校舎の一部、雪まつり資料館になってる部分です。
現在は在校生9人ですが、多い時は700~800人だったそうです。
3階建ての大きな学校、駐車場からの写真でも分かりますが、住宅街は広い
なぜ、9人の在校生なんでしょうか?

校舎の裏に校庭があり、そこが雪まつり会場。

昔の生徒数が想像できますね、大きな学校です。

第1回(昭和10年)の布袋様と同じ雪像で最後を飾ったそうです。
でも、大きさでは第1回の高さ8㍍でしたが、今年は5,5㍍だったそうです。

札幌雪まつりの、ルーツとなった第1回の布袋様大雪像です。
立派です、昭和10年ですからね。

もう一基の雪像、ネコバスケ。

最後の雪まつりとあって、卒業生、父兄を含め大勢の人が楽しみ、懐かしみ
昔を思い出してるようでしたよ。

マスコミの取材も多く、今年の卒業生取材のように見えた。

第1回の昭和10年に、同校2年で参加した小樽市のYさん(88歳)
が、思い出の長い取材を受けて、当時の雪まつりを語っていました。

校庭の裏山から、自然のゲレンデが、町の学校では想像もできませんね。

雪まつり資料館を見せていただきました。
雪まつり資料館と言うより、北手宮小学校歴史資料館と言ってよいほど
歴史のつまった、資料館でした。 昭和63年開館だそうです。
雪まつり風景は当然、写真コーナー、運動用具類の変化、生活用品の変化
児童作品のいろいろと、2教室を使った展示品に見とれましたね。
一番の感激者は、高齢の卒業生のようでした、写真等記念の展示場所では数人で感激の
声を上げ、離れられずにいました。
閉校後、統合学校ではこれら展示品どうなるか心配になりましたね。

雪まつり、生みの親高山喜一郎先生です。
昭和8年、北手宮小学校長として着任、昭和10年第1回雪まつりを開催したのですね。
先生は、在職中に市議会議員を1期勤められたそうで、無所属だったそうですが
自らは、子供党と言ってたそうです。

高山先生の雪まつりの考え方が書かれてます。

スキーが盛んだった事が分かりますね。

展示品の種類が多い、私にも懐かしい竹スキーも有りましたね。

北手宮小学校の雪像は、まつり終了後も取り壊さずそのままにしておくそうです。
自然のままに融け消されるにまかせ、去り行く冬を惜しみ、明るい春の訪れを待つのでしょうね。
現在の在校生は、雪まつりは、どの学校行事よりも大事なもの、統合後の学校でも続けてほしい
と話してるそうです。 希望がかなうとよいですね。
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- 2016/02/12(金) 08:30:59|
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