日本一の秘境、小幌駅、小幌洞窟、岩屋観音は11月26日のブログで紹介しましたね。 晩秋の過去ログ
早めに海岸から、小幌駅に戻り休憩してると伊達市から来たと言う、二人の女性と会う。
この小幌が好きで、何度も来てるそうで、その中で私には想像もできない一人の人生
を知る事になりました。
車はもとより、遊歩道すら無い、海岸線沿いは断崖絶壁と言うこの小幌駅近くの森に
人が約20年間生活をしてたと言うのです。 豊浦町では『小幌の仙人』と表現してたそうですよ。
土地は民有林か、町有林か私には不明ですが、黙認してたのですね。
伊達市の女性は、良く話をしたそうです、気さくな方だったようですね。
住居跡に案内してもらいました、小幌駅から岩屋洞窟とは反対側の尾根の遊歩道方面でした。
文太郎浜、ピリカ浜方面ですね。 歩いてすぐの所でした。
『小幌の仙人』は2007年に体調をくずされた所を釣り人に発見されヘリで救出されましたが
残念ながら2008年に亡くなったそうです。 この模様は『激録交通警察24時』という番組
で全国放送されたそうです。
仙人の小屋のあった所ですが、年数も経っており今は笹薮で木が無く
少しの広場が昔を残してました。
近くには、小屋を整理した材木が笹の下になって仙人の生活を支えた面影が残ってましたよ。

小屋跡近くには、生活用水を引いたと思われる
ホースが残されてました。

近くの沢には、奇麗な湧水が。

住居跡に有ったビン類です、何のビンでしょう?
仙人は、少しは隣り町の静狩でアルバイトもしてたそうですよ。
伊達の女性の、話では年金も少々出てた話も聞いたそうです。

住居跡と遊歩道の近くには、いろいろな生活用品が。

遊歩道側には、ドラム缶の風呂があったそうです。
電気の無い生活、人との会話もほとんど無い20年間、夢の世界のようです。
『仙人』と呼ばれるのも分かりますね。
(お借りした写真)

小幌洞窟側ガケの上に有った仙人製作のベンチ。
まだ、まだ風化して無く、立派に休憩ベンチとして利用されてるようです。

遊歩道をピリカ浜側にさらに進むと、断崖絶壁の上にネコの額ほどの
開けた空間が有りました。
海岸には、ローソク岩、ピリカ浜を望む絶好の場所。
そこにもベンチが、 仙人はここから海をながめ、夕日をながめていたのでしょうか。

マムシ注意の看板も。

散歩してると、晩秋ですね小鳥が喜びそうな木の実が。
初めて見る、見た目は美味しそうな色ですが。


冬の『小幌の仙人』の生活は、小幌駅の小さな待合室があり(今は無い)
そこで生活、ストーブもあったそうで小幌駅の除雪等をしてたそうで、JRも黙認して
たそうです。
伊達市の女性二人に会った事で、想像も出来ない一人の方の人生を聞き
生活の一部を感じる事ができました。
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- 2015/12/03(木) 13:27:50|
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