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オジサンの車中泊ぶらり旅&日記

車中泊の旅過去ログ&旅行&日記など綴りたいと思います

石狩市、浜益区郷土資料館〜消えた群来の夢鰊漁場を今に伝える〜岡島洞窟遺跡〜   2014.11.14

   浜益区は江戸時代には『ハママシケ』と呼ばれてたそうです。      10月12日 過去ログ
   市街から、国道231号線を北に進むと郷土資料館の入り口が目に入ります。





 浜益区には、浜益温泉に何度か来てる、浜益川の上流でヤマメ(アマゴ)が釣れパール
 マークを求めて来たことがありました。

 『はまます郷土資料館』の建物は、明治〜昭和20年代の鰊全盛期に網元の白鳥家が明治
 32年に建てた鰊番屋でした。
 昭和30年代鰊の姿は消え、廃屋同然に成ってたそうです。 昭和46年に開村百年の記念事業
 として、補修浜益郷土資料館として公開をしたそうです。

 日本海側には、このような鰊に関係する、歴史の建物を見ることがありますよ。
 有名なのは小樽の旧青山家住宅、鰊御殿ですね。

 最近鰊の明るいニュースを聞くように成りましたよ。3~5月鰊の産卵で海岸近くで
 海面が乳白色になる『群来』 くきの現象が報道されてます。
 実際漁獲量も増加傾向、嬉しいニュースですね。 関係者の努力があったのでしょう。


 資料館到着、厳しい日本海が目の前。


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 玄関を入ると土間を挟んで左に漁夫の居住区、右が網元の居間が配置。


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 親方の居間。


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 左は漁夫の集団生活の間。


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 親方の部屋、土間を挟み漁夫と共同生活ですから仲間意識が高かったでしょうね。
 親方の方には、奥に二部屋の座敷がありましたが。


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 館内には、鰊の漁具のほか考古資料、生活資料など浜益の歴史を伝える
 資料も多く展示、地元の歴史有る方からの寄贈品も多く有りましたね。


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 漁夫寝床部屋、壁側がぐるりと2段ベット方式、山小屋風ですね。


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 寝床の仕切り段には、『定』書きがあります、各人の役割も書かれてました。
 上下関係も厳しい時代だったのでしょうね。


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 鰊の沖揚げ風景、モッコ背負いで大正初期です。


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 ウインチが立ち並ぶ群別の浜、大正12年頃。
 作業方式も進歩してきたのでしょうね。


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 分かりづらいですが、定置網風景です。
 現在の鮭定置網方式に似てますよ。


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 親方の居間。


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 山岡鉄舟の自書です。『茂生学校』とある。


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 動画。  明治4年製柱時計。 30秒。
      明治維新後4年、 現役で時を刻んでました。


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 蓄音機、 右大正初期。
 タイプは違いますが、小学校時代の学芸会を思い出しましたね。


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 電話機、さすがにこれは記憶にございません。


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 資料館前を浜益市街方面です。


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 浜益川まで戻りました、 荘内藩陣屋まで浜から小舟に積み替え運んだ
 川になります。途中で千両堀を通りますね。


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 鮭釣りシーズンでした、 河川での鮭釣りは禁止ですがこの川は入漁料
 を払えば可能の川のようですね。道東にも有りますよ。


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 岡島洞窟遺跡の情報があり見学。
 縄文から擦文文化まで約6000年前の居住地がここ浜益区の日本海に
 想像もできない歴史が、どこに有るか分かりませんね。
 洞窟は道路工事で、約6㍍短くなったそうです、どうしてそんな工事許可したのでしょう。
 残念。 白いコンクリート塀の向こうが洞窟です。


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 人骨、土器、石器など多数出土してます。


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 危険防止で柵があります。
 驚きはこの洞窟から、オホーツク土器も発見されてることです。
 オホーツク土器は、道南の奥尻島でも発見されており、オホーツク人はここ
 岡島洞窟を経由して南下したと考えられるそうです。


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 昭和20年終戦前後の記憶では、鰊の季節になると田舎でも鰊を箱で買い求め
 開いて干したり、ぬか漬けにしたりを見てた記憶があります。
 この日本海から運ばれてたのですね。


 歌。  石狩挽歌。  北原ミレイ。





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  1. 2014/11/14(金) 11:22:50|
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Author:N.PIKA
大雪山を一望できる上川盆地で育ち、旅、登山、釣りを趣味として年輪を重ねたオジサンです。
全国車中泊の旅を3度トライしました、

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