南幌町にも資料により駅逓所が有った事を知り見学することにしました。
江別市、対雁駅逓所から近い距離、隣町です。
対雁駅逓所は石狩川に沿った、道央に関係した駅逓所、南幌、幌向駅逓所は
夕張方面と関係した、駅逓所だったように想像されます。
開駅は明治45年と成ってますが、実際には明治42年から開駅されてた資料が有ります。
私設駅逓所の時代が有ったのでしょうか?
幌向駅逓所名ですが、現在は南幌町ですね。 幌向と言う地名が他にも有ったため昭和
38年南幌町に町名変更したそうです。
幌向駅逓所跡です。

南幌町の現在は、平坦の土地に水田農家の多い所です。
河川が多く、昔は水害の常襲地帯だったようです、この駅逓所も内部の床が高く作られ
てるのが特徴だそうです。 内部見学は出来ません。

説明板です。

閉鎖は昭和6年、夕張鉄道開通が切っ掛けだそうです。 対雁駅逓所閉鎖と似てますね。
多い年で、年間550人の宿泊者が利用、官庁の役人や行商人が主だったようです。
私が子供時代、田舎では大きな荷物を背負った行商人が良く来てました。
文化庁登録有形文化財です。

宿泊料は1泊1円20銭〜2円。 江別〜幌向間の馬車賃は片道50銭
当時の開拓の風景、生活の風景が目に浮かびますね。

裏庭見させて貰いました。

駅逓所から歩いて行けるところに、南幌神社が有りました。
大きな、広い神社でした、 正面から。

神社に付き物の相撲道場です。 こんな立派な道場初めて見ました。

南幌の歴史は(昔は幌向でしたね) 明治27年宮城県角田、明治29年新潟県弥彦村
明治29年三重県津市、明治33年岐阜県からと、多くの県から開拓入植が有ったようです。
歴史を感じる、燈籠の有る長い参道ですね。

古い石碑が多く有りました、風化で字の読めない物も。

石碑。 石碑を眺めてると先人の苦難が見えて来るようです。

石碑。

拝殿、参拝。
入植した開拓団の守護として各開拓地に創建された祠を、開拓が進む当時の幌向村の守護
である鎮守として合祀し幌向神社と成った歴史があるそうです。
大正9年現在地に村社となり、昭和38年町名変更で南幌神社に変更されてます。
北海道各地、本州から比べると比較にならない歴史の差が有りますが、各市町村
それぞれ、大切に引きついで行かなければ成らない物がありますね。

江別、南幌の歴史を歩いて見て、もう少し北海道中心、旭川方面に向かって
歴史を歩いて見たい気持ちになりましたね。
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- 2014/08/09(土) 13:03:15|
- 駅逓所
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