屯田防風保安林は、保安林と並行して南が新琴似、北が屯田町の住宅街です。
巾は50㍍くらいでしょうか、私が散歩したのは3㎞ぐらいですが、総延長は
8㎞ぐらいになるそうです、隣り町石狩市にも防風林が多く見られますよ。
北区は、昔は湿地帯と防風、防雪に先人は大変な苦労が有ったのですね。
湿地帯は、ブログで何度か紹介した新川の灌漑用水路、防風、防雪は今日紹介
する防風保安林だったのですね。
この、保安林に今オオウバユリが満開で見られるとの報道が有り、一度も見た
経験が無く、大きな目的はこれに、逢う事でした。
屯田防風保安林の看板が有ります。

場所はこの当たりでしょうか。 ここから北方面に延びてます。
オオウバユリ群落の保護区域の看板、明治の時代からの植物でこの保安林に
残る非常に貴重な植物だそうです。 道産子の私でも見た事も聞いた事も有りません。

散歩始めたすぐに、群落地が有りましたが花の時期が終った物しか有りません。
棒のように、長く延びてるのがオオウバユリです。
ガッカリしてると、一人の方が奥に行くとまだ、少し見れますよと期待の言葉。

期待を込めて、先人が苦労して育てた防風林を歩く、遊歩道は木材チップを敷き詰めた
足にやさしい散歩道。

所々に近くの、小学生卒業記念の鳥の巣箱が有りました。
代々引き継いでるのでしょうね。

まだ、元気なオオウバユリに出会いました。

大きな花なのですね。

白樺遊歩道ですね。
大正時代に厳しい季節風から農作物を守るために植えられたのが始まりだそうです。

泥炭地のため常緑種は不向きで、最初はヤチダモが植えられ、今は、ハルニレ、ナナカマド
白樺、エゾイタヤ、イチョウなど数多くの種類が見られます。

道ばたにポツンと立つオオウバユリ、守られてますね。

満開と終った花が混在してます。


ベンチで休憩してると、近くの水飲場でカラスが器用に喉を潤してる。
学習してるカラスでしょう。

道ばたのオオウバユリ。

今が満開見頃も有りました、幸運。

満開の一輪。

遊歩道は巨木が連なり、木立の下には直射日光も当たらず心地よい
ウオーキングを楽しむ方が多いようです。

画家のオジサンも楽しんでましたよ。

水辺も有ります。

水辺の水は、創成川再生プラザの高度処理水を水源としてるそうです。
一度ブログで紹介した、北区の
安春川もそうでしたね。

日向の白樺通り、先人も森の樹木の配置、景観を考えながら防風林
を作った事が想像出来ますね。

オオウバユリ以外花は終ったと思いながら歩いてると、一ヶ有りました。

普通の森林との違いは、両側には車が走り、住宅街が有る事ですね。

時間帯で散歩の方が多く成ります。

オオウバユリの説明が、根が太く昔は食料にも活用したそうです。
開拓時代でしょうね。

又、出会いました、満開。

これだけの空間が、住宅街の中央を縦断してることは、先人が残した
貴重な遺産ですね。

水辺で遊ぶ子供達。

先人の苦労を想像しながら、来た道を戻りました。

オオウバユリは環境の変化にとても弱い植物だそうです。
明治の時代から、今も群落が有る事は地域の方達が、大事に見守る心が
有るからでしょうね。
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- 2014/07/25(金) 09:58:42|
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