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オジサンの車中泊ぶらり旅&日記

車中泊の旅過去ログ&旅行&日記など綴りたいと思います

札幌市、手稲鉱山、最盛期の産業遺跡〜大きな工場跡〜第二報。 2014.6.22

   札幌は昨日、15日振りの青空と太陽が顔を出す。
   毎日何処かで、雨が降る記録だそうです、サクランボ、イチゴ、等果樹農家
   では、影響が心配されてます。

   札幌の『熊』騒動も盤渓地区、藻岩山地区に集中しており、手稲鉱山跡までは
   少し距離も有り、久し振りの好天にガマンならず、準備万端で出動で、第二報がようやく
   報告出来ます。

   第一報の北尾根滝の沢地区は、明治中期の金山発見当初の遺跡でした。
   本格的鉱山活動としての場所は、少し離れた金山川沿いの地区に有りました。





左方向に、第一報で紹介した、滝ノ沢川コースの乙女の滝が有りますね。
地図に出て来る『金山』は『かなやま』地区名です。昔の『金山』きんざんが残ったのでしょうね。

 明治中期の発見から廃坑の昭和46年まで、実に栄枯盛衰を経験した鉱山だったそうです。
 個人経営から、鉱業権の移転で三菱の大企業までの歴史が有ります。
 
 一時期は鴻之舞に次ぐ日本第2位の産出量を成し遂げ、東洋一の設備と言われた歴史も有る。
 金、銀、銅、亜鉛などを、製品としていたそうです。

手稲鉱山産業遺跡、最盛期の場所にたどり着けました紹介します。
札幌市民も多くの方は、市の近くでの、この歴史は知らない方が多いと思いますね。


金山川沿いの山麓近くまで、住宅街に成ってました。
傾斜地の複雑な、住宅街若い人に聞いても分からない、高齢のオバーチャンは昔の事を良く
知ってました。これで、道順は心配無し。


手稲鉱山登り口です。民有地で車は入れません。太い砂利道からスタート。
車止めのゲートが有りました。


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少し高度を上げ振り返る、星置の街です。


R0017806_convert_20140616162537.jpg


カーブが多いです、分岐も有りますが太い道を歩く。
登る前のオバーチャンのアドバイス。土曜日で数人入山してるようです。
熊に対する不安少し解消。  少し道が細く成って来ました。


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選鉱場跡が見えて来ました、やはりここが、本格的操業に入った場所ですね。
大きいです。


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近くの金山川は、水無し川。 滝ノ沢川、星置川とは大きく違います。


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工場前に到着、鴻之舞に次ぐ第2位の産出量だったのが想像出来ます。


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山頂に向かい、工場群が何列にも分かれてます。
4列ぐらいには、見えました。  東洋一の設備と言われたのが分かります。
最上段まで、歩きたかったですが今回はあきらめました。 次の機会。


R0017786_convert_20140616171949.jpg


最下部の工場跡。


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内部、小さな部屋が沢山、どんな役目の工場部だったのでしょうね。


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後ろに回り、後部から、土の色が独特です。 工場の廃棄物ではなくこの当たりの
土質の色のようです。


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二段目の工場、まったく役目の想像も出来ない構造。


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横から。


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工場の高い所から、手稲区、石狩湾方面に成ります。


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最下部の工場に残ってた、ボーリング調査のサンプルです。
深度500㍍と有ります。  金の含有量の多い所を探したのでしょうね。


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別角度からの工場です。 この鉱山の栄枯盛衰が、多かったのは金、銀等の含有量
が、場所により大きく違ったようですね。
含有量の多い所が少なかったのでしょうか。


R0017787_convert_20140616182148.jpg


資料によると、最盛期の坑道が残されてるそうで、さらに上を目指し登る。
星置の街が良く見えます。


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登ってくと、排水処理設備が有りました。先ほどの工場とは離れた所。
これは、クラリファイヤーと言う設備で、不純物と反応する薬品を混合して沈殿させ
浄化された排水を、オーバーフローさせる物です。沈殿物は下にレーキが着いて居り
取り出す仕組み。
想像ですが、閉山後の坑道跡の排水処理設備かも知れませんね。


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さらに、登ったところで坑道跡に到着。
滝ノ沢川沿いで見た坑道跡とは、比較になりません。


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入り口上部には、右読みで『星置通洞』と有ります。
歴史の鉱山を感じました。


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坑道トビラのすき間から、坑道入り口です、トロッコレールが見えました。


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資料には、金山坑道の位置が示されてます。


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登り口で、オバーチャンと話をした所の、水の無い金山川の湿地帯が整備されて居り
所々にベンチが有り、花も植えてありました。
山の麓の人達が、楽しんでる場所なのが分かります。

オバーチャン達が植えた花かも知れません紹介します。


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閉山が昭和46年、道は荒れてません砂利道そのまま、多分今も閉山後の公害防止
で、活動されてるのでしょう。
  熊騒動と天候で第二報がようやく投稿出来ました。
  調べて見るとまだ、見落としが有るみたいです。


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  1. 2014/06/22(日) 09:55:43|
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Author:N.PIKA
大雪山を一望できる上川盆地で育ち、旅、登山、釣りを趣味として年輪を重ねたオジサンです。
全国車中泊の旅を3度トライしました、

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