余市町から積丹半島を北に進んだ所に古平町があります。江戸時代よりニシン魚で栄えた
地で、明治に入って開拓出張所が置かれるなど東積丹地域の中心だったところです。
以前北海道関係の雑誌で古平町禅源寺で五百羅漢油絵が有ることを記憶してました。
参拝だけでもと思い寄りましたが、住職の奥様のはからいで忙しい日のようでしたが拝観
する事ができました。驚きと感動でした。
曹洞宗法興山禅源寺は、1858年(安政5年)開山した由緒ある寺でした。
この寺には北限の茶樹が有りました、明治42年の先先代の住職が愛知県から船で渡ってきた時、 茶の苗を持って植えたのが始まりだそうです。雪の中でも育った約90年の貴重な遺産ですね。

本殿から参道方面です、奥には積丹の海がかすかに見えますよ。

立派な鐘ですね。

行事の時開けるのでしょうね、御堂です。

五百羅漢油絵の由緒が書いた石碑が有りました。

本堂内部です。寺の参拝でこんな言葉が適切か分かりませんが芸術ですね。

本堂にある五百羅漢油絵は古平の大網元であった、種田富太郎氏が大正8年日本海沖での遭難から
奇跡的に生還したことに感謝し寄贈したものでした。

本堂も中に入ると広いです、そこに480点の油絵が展示されてました。

この作品は当時札幌一中の美術教師であった林竹次郎氏の手によって油絵で製作されたそうです。

大正9年から約20年をかけて制作されたそうですよ。

五百羅漢図は元々はお釈迦様の最初のお弟子さんで、普通石像のイメージですよね

ゆっくり見てると妙に悟りを開かれた表情をしてますね。

本州のぶらり旅で数多くの歴史にふれて来ましたが、ここ古平町にこのような歴史ある寺と
物語にふれるとは思いませんでした、感動した一日でした。
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- 2013/07/25(木) 09:49:24|
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